「内海抄」

学生時代からの友人のイラストレーターの飛田冬子さんの個展に行ってきました。

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この個展は、青草さんがまだ出会って間もない、後の妻へ自分を知ってもらいたいと思いを込めて送った短歌集『内海抄』へ30年経った今、娘の冬子さんがイラストを添えたというちょと変わった個展でした。
話によると、お母さんからの希望でお父さんの詩を作品にしてほしいという事で今回の作品展開催となったそうです。冬子さんの個展はいつも、一枚で見せるのではなく何回もの作品でひとつの空間をつくりあげるように構成されているので、ギャラリー全体が彼女らしいほんわかした空気でいっぱいになっています。
温かいイラストと共に家族の愛が感じられる素敵な個展でした。

前回、私は残念ながら行けなかったのですが、「なれそめ」展も私もすごく好きなテーマだったので紹介します。小さい頃から聞かせてくれた大好きな話、お父さんとお母さんのなれそめを自分が生まれる前の二人に会いたくて個展のテーマにしたそうです。
ユウゾウの住むアパートにポストへ入ったままの手紙がぽつりとあり、その手紙を引っ越した差出人へ送り返した親切から始まったふたりの出会いから、冬子さん自身が誕生するまでをひとまとめに展示したようです。私は作品をまとめた小さなパンフでしか見られませんでしたが、きっとこの個展も大盛況だったでしょうね。
これからも作品づくり頑張ってね!

飛田冬子個展「なれそめ」より
http://www.hbc.ne.jp/hbs/illust/tobita/05/index.html

飛田冬子個展
「内海抄」
HB Galleryにて