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毎週、一度の靴づくりの時間が、みんなにとってなくてはならない生活の一部になりつつある事を日に日に感じるようになってきました。
この靴でセツコさんはベビーシューズも入れて3足出来上がりました。
「こんな感じの靴はつくれますか?」と持ってこられた靴を「出来ますよー」と簡単に答え、後悔(?)したのは数ヶ月前。
細かいパーツが多い程アッパーをつくるのは手がかかります。それらのたくさんの革の端を丹念に磨ききれいに淵を仕上げていきました。上、下と編み込んだ革はミシンで縫うのはコツが入り、ようやく慣れた頃にはミシンは終わっていました。オープンシャンクでサンダルのような型なのでつり込みは直接足に合わせて行いましたのでジャストフィットに仕上がりました。ひとつひとつ丁寧に繊細にしていた作業がとっても印象的でした。セツコさんも、出来上がったときには、やり切った!という満足感でいっぱいだったと思います。 手をかけてつくり込んだ靴は自分だけの特別なモノとして、大切に長く使っていけるのではないでしょうか。