Espadrille


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Gさん、エスパドリューの外羽根が出来ました!

かれこれ5年以上前、私が工房でワークショップを始めるきっかけになったのが、アートスクールの恩師からの紹介で、このGさんと出会った事でもありました。
エスパドリューはフランス語で、もともとは靴底のソールを麻(ジュート)で編んだもので、フランスやスペイン南部では船員の作業靴だったようです。今では夏のリゾート靴のイメージですが、ルーツを辿ってみると面白いです。
ようやく入手したジュートをウェッジソールに巻き付ける工程はなかなか楽しかったですね。5年目になるのに紐靴をつくるのは初めてだった事には驚きでしたが、履き心地も納得!のようでした。さすがにこれまで何足もつくっているので、履き口にはパイピングを施したり共革の紐をミシンで縫ったりと、こだわった所も根気よく上手く作っていました。

次はお父さんの靴。左右差の大きい足で、いつも靴選びには困っていて、、と、数々の難関が待ち受けていそうです。自分や家族の靴を身体差に合わせてつくれるのが、他でもなく手づくり靴の良い所ですので頑張ってもらいたいです!