夏物を・・・


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まだまだ暑い毎日が続いていますね。
私は先日、夏風邪をおもいっきり引いて以来、調子は良いです!
が、初めて教室も休ませていただき、夏物の注文もまだ残っている状況。みなさん良い方達ばかりで「来年も履くから焦らなくてよいですよ」とか「無理せずやっってください」とかと気を遣ってくださったりで本当に申し訳ありません。確かに手づくりクツは急いでつくっても良いモノは出来ないし、何年も履いて歩けるモノづくりであって、とても嬉しい事ですが、お言葉に甘えすぎないように頑張っていきたいところです。
ワークショップの方ではどんどんクツが仕上がってきています。もう何足かつくり上げている人達は1足の出来上がりが早くなってきているようです。
遅くなりましたが夏物から完成クツ紹介しますね。

植物タンニン鞣しの革でつくったスリッポン。
パンチングはひとつひとつぬきで穴あけ。ステッチもこだわりました。生徒さんの中では初めての挑戦になるステッチダウンというつり込みながら淵をすくい縫いしていく製法でつくりました。手縫いはお家でも出来るので進みが早い早い。
ハーフウェッジのソールは革を一枚一枚積み重ね手間をかけただけあって、アッパーとのバランスもなかなか良い感じです。
Vカットで履き口が浅めのパターンなのでフィッティングが少し心配でしたが、補正した木型でつくるとピタッと気持ちいいように甲が収まり、出来上がった靴の履き心地も良いそうで安心しました。秋冬用に色違いでもつくろうかと検討中だそうですよ。