日々を豊かに

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『暮らしの手帖』の編集長であり、中目黒にあるカウブックスという本屋さんなどを手がける松浦弥太郎さんは執筆本の中で、いま、私たちの日常生活に感じている違和感を、はっきりとした言葉で語っていますので紹介します。

美しい暮らしとは、つねに目に見える新しさありきで、新しいモノ、新しい情報、新しい雰囲気を、今すぐ生活に取り入れることが豊かさであるとされていた。しかし、時代は変わり、新しさという目に見える何かで、本当の豊かさを手にすることはできない。それだけでは暮らしが満たされることが無いことに私たちは気がついた。消費という名の新しさで、暮らしを埋め尽くしてみたけれども、そこに残っているのは、寂しさやむなしさや違和感だった。目の前の暮らしが、飾りのようでちょっと嘘っぽいというような。
そんなタイミングで昨今、生活系雑誌が続々と刊行された。それらは、それぞれのテイストで、目に見えるモノや、あるもの、出来事、そういった現実の後ろに潜む物語や、心持ちや、知恵をわかりやすく写真と文章で紹介していった。
共通言語は、目に見えない大切なものは何か。
必要なモノは買うのではなく楽しんで作ってみる。今日の工夫と発見に、新しさを見つける。
『日々の100』著 松浦弥太郎より 

まさにその通りだと思います。
私は言葉にはうまく出来ないけど、今を生きる私たちがかかえている日々の生活で感じている違和感を解決すべく、「豊かな暮らし」を手に入れる、手がかりがモノづくりを通して見つかるかもしれません。

「目に見えない大切なもの」
みんなで探していきましょう!